狭いリビングや寝室で大活躍!「ファイルボックス」で叶える趣味道具のコンパクト収納術
狭いお部屋で趣味の時間を作りたいけれど、家族の物が多くてなかなか自分のスペースが確保できない。リビングや寝室の空いている場所を使いたいけれど、散らかって見えてしまうのは避けたい。そんな悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分の時間を持つことは大切でも、家族との共有スペースを散らかしたり、目につく場所に趣味の物を置きっぱなしにしたりするのは気が引けるものです。特に手芸用品や読書関連の細々とした道具は、いつの間にか増えてしまいがちです。
そこで今回は、手軽で低コスト、そして狭い場所でも驚くほど効果的な「ファイルボックス」を使った趣味道具のコンパクト収納術をご紹介します。リビングや寝室の一角、あるいは既存の家具の隙間などを活用し、自分だけの小さな趣味空間を作るヒントをお伝えします。
ファイルボックスが「コンパクト趣味空間」作りに役立つ理由
書類整理に使うイメージの強いファイルボックスですが、実は趣味道具の収納にも大変便利です。その理由を見てみましょう。
- 省スペース性: 基本的に薄型で縦に置けるため、棚の隙間や壁際、家具の側面など、ちょっとしたスペースを有効活用できます。
- 目隠し効果: 中身が見えないタイプを選べば、生活感が出やすい趣味の道具をすっきり隠すことができます。共有スペースでの使用に最適です。
- 分類のしやすさ: 趣味の種類や作業工程ごとに分類しやすく、使いたい物をサッと取り出せます。
- 持ち運びやすさ: 取っ手付きのものを選べば、使いたい場所にサッと持ち運んで作業し、終わったら元の場所に戻すという動作がスムーズになります。
- 低コスト: 100円ショップやホームセンター、ニトリ、無印良品などで様々な種類が手頃な価格で手に入ります。
リビング・寝室で実践!ファイルボックスを使った趣味道具収納アイデア
それでは、ファイルボックスを使った具体的な収納アイデアを、趣味の種類別に見ていきましょう。
読書関連の収納
本や雑誌、読みかけの書類、しおり、ペンなど、読書タイムに必要な物をまとめて収納できます。
- 読みかけの本の一時保管: 読みかけの本を寝室のベッドサイドやリビングのソファ横にファイルボックスごと置いておけば、次に読むときにすぐに取り出せます。読み終わったら別の場所に移動させるルールにすると、散らかりを防げます。
- ジャンル別・テーマ別の分類: 趣味の雑誌や資料などをジャンルやテーマごとにファイルボックスに分けて収納します。棚に並べれば、背表紙にラベリングしておけば分かりやすく、取り出すのも簡単です。
- 付箋やペン、しおりの整理: ファイルボックスの中に小さなペン立てや小物ケースを入れ、必要な小物をまとめておきます。読書セットとしてファイルボックスごと持ち運べば、どこでもすぐに読書を始められます。
- 薄型ファイルボックスの活用: 棚と壁の間の隙間や、家具の側面にできたわずかなスペースに、薄型のファイルボックスを立てて差し込み、よく読む雑誌や薄い資料を収納するのも良いでしょう。
手芸用品の収納
布地、糸、針、ハサミ、型紙、ビーズ、ボタンなど、細々とした物が多い手芸用品の整理にファイルボックスは非常に有効です。
- 布地の種類別収納: カットクロスやハギレなどを色や素材、プロジェクト別に畳んでファイルボックスに入れます。縦に収納できるため、取り出しやすく崩れにくいのが利点です。
- 糸やビーズの整理: ファイルボックスの中に、さらにプラスチックケースや小さな引き出しボックスなどを入れて、種類ごとに細かく分類します。透明なケースを使えば、中身が一目で分かります。
- 型紙や説明書: かさばりがちな型紙や説明書は、クリアファイルに入れてからファイルボックスに立てて収納します。ボックスの側面にプロジェクト名などをラベリングしておくと探しやすいです。
- 進行中のプロジェクト: 今まさに取り組んでいる手芸の材料や道具を一つのファイルボックスにまとめておくと便利です。作業を中断する際も、ボックスごと片付ければ、すぐに元の状態に戻せます。
- 手芸キットの保管: まだ手をつけていない手芸キットも、パッケージごとファイルボックスにまとめて保管できます。
その他の趣味や共通の工夫
塗り絵や書き物、収集しているものの整理など、様々な趣味に応用できます。
- カテゴリーごとの分類: 塗り絵セット、文房具セット、収集品の関連グッズなど、趣味のカテゴリーごとにファイルボックスを分けます。
- 既存家具との連携: リビングのテレビ台の棚、寝室のチェストの上や横、カラーボックスの空いた段などにファイルボックスを置くことで、新たな収納家具を増やすことなくスペースを確保できます。
- デッドスペース活用: 家具の裏側や、あまり使わない棚の最上段・最下段など、デッドスペースになりがちな場所にファイルボックスを設置し、趣味の物をまとめておくことも可能です。
- 「一時置き」スペースとして: 作業中に一時的に机の上に広げた道具や材料を、作業終了時にサッとファイルボックスにまとめておく習慣をつけると、片付けが楽になります。
より快適に使うためのアイデア
ファイルボックスを使った収納をさらに快適にするためのちょっとした工夫をご紹介します。
- ラベリング: ファイルボックスの中身が分かるように、必ずラベリングをしましょう。「読書セット」「刺繍糸」「塗り絵」「読みかけ」など、自分にとって分かりやすい言葉でラベルを貼ることで、探す手間が省け、家族にも中身が伝わりやすくなります。
- インナーケースや仕切りを活用: ファイルボックスの中に、さらに小さなボックスやトレイ、仕切り板などを活用することで、細かな物をより整理しやすくなります。100円ショップの小物ケースなどが役立ちます。
- キャスター付き台に乗せる: 床置きする場合や、頻繁に移動させるファイルボックスは、小型のキャスター付き台やプラットフォームに乗せると、掃除の際や移動が楽になります。
- ボックスの色や素材を統一する: 共有スペースに置く場合は、ボックスの色や素材を統一すると、見た目がすっきりして圧迫感を軽減できます。
- 定期的な見直し: ファイルボックスの中身を定期的に見直し、不要な物を処分したり整理したりすることで、常に使いやすい状態を保つことができます。
家族との調和を大切に
リビングや寝室など共有スペースで趣味の空間を作る際は、家族への配慮も大切です。ファイルボックスを使った収納は、使わない時はコンパクトにまとめられ、目立たない場所に移動させやすいという利点があります。
- 作業が終わったら必ず指定の場所に戻す
- 使う場所の近くに、家族の邪魔にならない形で設置する
- 中身をきちんと整理しておき、必要なときにサッと取り出せるようにする
こういった点を心がけることで、家族も気持ちよく共有スペースを使えるようになります。
まとめ
限られたスペースでも趣味の時間を楽しむことは十分に可能です。今回ご紹介したファイルボックスは、手軽に手に入り、様々な趣味の道具をコンパクトにまとめるのに大変有効なアイテムです。
リビングや寝室のちょっとした隙間や既存の家具を活用し、ファイルボックスを使って趣味の道具を整理することで、散らかりを防ぎつつ、いつでも気軽に趣味を楽しめる空間を作ることができます。ぜひ、ご自身の趣味に合わせてファイルボックスを使った収納を取り入れてみてください。小さな工夫で、日々の暮らしがより豊かになることと思います。